認知症のコミュニケーション留意点!【ガッテン流】劇的変化とは!?

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認知症の介護。コミュニケーションがうまくいかない。注意点や留意点を教えてほしい。

認知症は日増しにコミュニケーションが取りにくくなって、介護するにも頭を抱えることがたくさん出てきます。

ほら、

・何度言っても話を聞いてくれない・・
・突然おこりだしたり・・
・暴れだしたり・・

忍耐力にも限界があります。嫌になって苦痛を通り越し途方にくれることも。

そんな状態が続くとケアする側が疲弊してしまいます。

が、しかしです。

NHKのためしてガッテンではそんなお困りな介護が劇的に変わる方法(留意点)を教えてくれました!

題して「認知症の人が劇的変化!『アイコンタクト』パワー全開SP」(2018年10月24日放送)です。

明日から実践できる、介護を楽にする技術がてんこ盛りでした。

 

今回、私自身も祖母の介護経験と、きたるべき父母の介護準備のためにもかなり有効だと感じたので、忘れないようにまとめておきます。

(と、言いますかタイトルに答えが半分出ていますな。)

で、

ずばり、劇的変化のコミュニケーション方法は・・

・『アイコンタクト』で視線をつかめ!
・フランス発・介護メソッド『ユマニチュード』

この二つです。

誰もがいつか直面する可能性がおおきい「認知症の介護」

介護する人が経験するさまざまな困った状況。

これを、相手への接し方を変えるだけで、

劇的に改善する可能性があることが分かってきたそうです。

認知症の介護のコミュニケーションを楽にするアイコンタクト

そのカギが『アイコンタクト』。

番組によると、

認知症の人は、実は・・

・認識できる視野が狭くなっている
・認知機能の衰えは、介護する人が近くにいても気づかなかったりする

こんな状態になっているそうです。

なので、重要なのが相手の正面に入り、視線をしっかり交わすこと。

これを意識して行うことで

・スムーズに意思疎通が取れるようになる。
・暴言
・やたら歩き回る

といった症状が改善するという事例が相次いでいるそうです。

 

ほら、あなたも私も、

知らない人からいきなり

強い口調で何かいわれたり、
わけもわからず、いきなり怒られたり、
急に腕を掴まれたら、

認知症じゃなくても、

驚いたり、

あせったり、

取り乱したり、

感情的に反応してしまうじゃないですか。

 

健常者でそうなのに、それが自制心が弱くなった認知症の人の場合、理解できなかったり混乱し、身を守る行動をとるわけなのです。

で、認知症だとどれくらい視野が狭いか・・・

こんな具合です。

認知症の人が劇的変化! “アイコンタクト”パワー全開SP – NHK ガッテン!

試してガッテンの公式サイトさんからお借りした画像です。

これを見ていただくとわかるのですが、認知症になった人の視野はほぼ前しか見えない。

近くのものに気づかなかない。

目の前のものしか見えない状態になっているわけです。

こんな状態だと、会話している相手がどこにいるかも認識できないことが多くなります。

突然、知らない人に手を握られたら『キャー』ってなります。

なので、驚かせたり、不安にさせないためにしっかりと正面に立ってアイコンタクトが重要になるわけです。

たったコレだけでも、認知症の人の受け答えや対応が変わる事例がたくさんあるそうです。

是非、試して欲しい介護の留意点/ワザです。

【ガッテン流】アイコンタクトの留意点!

そこで、重要なのがどんな風に『アイコンタクト』すればよいのか?

これは、認知症の人の視線をしっかりとつかみ、 意思疎通をはかるために大切なポイントです。

その方法とは・・

1.認知症の人からいったん距離を取る。
2.距離をとったら正面から近づいていく。
※横から急に近づくのはNGです相手を驚かせて、混乱させてしまいます。
3.正面から目の高さを合わせて視線をつかむ。
※見下ろされると恐怖心が生まれます。

4.介護する人が無表情や沈黙だと恐怖心をあおる。

なので、視線が合ったらほほえみながら話しかける。

たとえが悪いのですが、臆病な小動物に接するイメージです。

このアイコンタクトによる認知症のコツ、ツイッターでもこんな反響です

介護に朗報!フランス発『ユマニチュード』目からうろこの技術

このアイコンタクトを重視した介護法は、実はフランスで体系化されています。

その名もずばり『ユマニチュード』です。

認知症の人に寄り添うコミュニケーションを追求した技術です。

・声のかけ方
・触れ方

などなど。

目からウロコな技術が満載です。

フランス発の『ユマニチュード』ですが、この単語は「人間らしさを取り戻す」という意味の造語です。

『ユマニチュード』の技術は

・40年以上に及ぶ介護現場での経験
・脳科学的な知見

などなど400以上の技術を体系化したテクニックになるそうです。

ガッテンではそのなかで介護メソッドとして、6つほどピックアップしてくれました。

それは

介護メソッド

・目を見て話す
・ていねいにおじぎをしない
・程よい距離感を保たない
・てきぱきしない
・余計なことをしゃべる
・相手の間違いをなおさない

えぇ!!!

ってなるかもしれませんが、この6つは画期的なソリューション(問題解決方法)。

まさに明日から実践できる技術。

それぞれポイントを見てみましょう

丁寧におじぎをしない

基本、認知症は認知機能が落ちています。

しかも視野が狭い。

なので。自分では相手に気づいてもらっているつもりでも、実は認識されていないことがあります。

なので、まずはアイコンタクトから始め、その後ご挨拶。

介護するほうも人間なので、挨拶したりされたりするのがコミュニケーションの第一歩と思いがちですが、認知症の人の場合はその前段階から、準備をすることが大切です。

 

ほどよい距離感を保たない

人にはパーソナル・スペースがあります。

距離感が心地よく感じる空間のことですね。。

一般の人にはかなり近いと感じる距離でも、

認知機能が落ちた人にはそれが愛情を感じられ距離のこともあります。

・のけぞる
・後ずさる

こんな距離は近づきすぎ。

相手にとってちょうどよい距離感を探ってみましょう。

てきぱきしない

丁寧にゆっくり、相手の反応を3秒くらい待つつもりで一つ一つのケアを行う。

そうすることで、相手に安心感を与えてケアを受け入れてもらうことができます。

体を拭いたり、着替えを手伝ったりケアをするとき、てきぱきとやりたくなりますが、実はこれが問題だったりします。

手早い動きは相手に乱暴扱いを受けているってメッセージなります。

そんなつもりはなくても

「あなたを乱暴に扱っていますよ」

となってしまうことがあります。

これでは相手は緊張したり、怒ったりしてしまうかもしれません。

余計なことはしゃべる

いつもの3倍話しかける。

それくらいの意識で声をかけをする。

無言であれこれされると、健常者でも『なんか怖い』ってなるじゃないですか。

なので、声掛けです。

 

え?でもなんて話しかければいいの!?

 

 

ポイントは実況中継

「あたたかいタオルで拭きますよ」

「右腕をあげましょうね」

などなど、アナウンサーのごとく実況中継のように言葉に出すことです。

そして、

「気持ちよいですね~」

「きれいになりましたね~」

などなど、前向きなワードを選ぶことも大切。

ケアに集中していると、黙々とやっつけるように仕事をしてしまいます。

これはだと相手に『扱いがひどい・・』って思われる可能性大です。

間違いをなおさない

なんかボケてる・・

って感じるのが年齢の間違い。

正直、悲しくなってしまう一番の言動かもしれまっせん。

でも、ご本人にとっては真実なのです。

だから、それを全否定したり、怒られたりしちゃうと混乱させてしまいます。

ほら、なんで自分は注意されているのか分からないのです。

しつこく注意されると、ある意味パニックになって混乱させることになります。

ここは、健常者にはつらいところですが、
状況に応じてその人の世界に飛び込んで受け入れる。

これも、ときには重要な介護の技術。

で、ここまでがポイントとしてあげた6つになりますが、これ以外にも知っていると楽になる技術があります。

そうです、介護は技術が必要なのです。

その技術とは『ふれる』『食事は一皿づづ』

触れる

触れるときは、下から支え、広い面積で触れる

そうすることで。

「安心して」「大丈夫ですよ」

という言葉によらないメッセージを伝えることができます。

ほら、日常的な介護のとき、ついつい手をつかんでしまうことありま?

でも、それは認知症の場合

「自由を奪われている」
「強制されている」

など、悪い印象を感じさせてしまいます。

ごはんのお皿は一つずつ

『ごはんを食べてくれない!』

困った状況の一つにこれがあります。

実はそれには理由があると考えられています。

認知症は判断能力が低下します。

なので、食事で並んだ皿がいくつもあると、混乱することがあります。

どの皿に手を付けていいかわからなくなるんですね。

なのに、そこでブチ切れて『さっさと食べて!!!』

とやってしまうと逆効果(気持ちは痛いほどわかりますが・・)

なので、解決策は『皿を一つずつ出す』。

これです。

選ばなくて良い状況にすることで、無駄に混乱しないので食べてくれる可能性が高まります。

「これから食べますよ」と知らせ

スプーンを使って食事の介助をする場合です。

番組で何度か指摘されていますが、認知症は視野が狭い。

なので、食事とはいえ、いきなりスプーンが口元にあると、正直ビックリします。

この場合、相手の目の高さまで一度スプーンを上げてみてもらう。
で、これから食べますよ!と理解してもらってから、口に運ぶ。

たぶん、気持ちよく食べてくれるはずです。

まとめ

正直、大好きだった家族(私の場合はおばあちゃん)が認知症でどんどん記憶がなくなっていき、自分のこともできなくなる姿は、苦しいです。

しかも、介護しているのに全くゆうことを聞いてくれない姿は、強烈なストレスになります。

疲弊してい倒れる介護者も続出します。

でも、もしかしたら今回のガッテンのスペシャルで少しでも楽になることができるのではと思いまとめておきました。

参考は、公式サイトです NHKのガッテン

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