合宿に行く高校生がいる。持ち物はどうしたらいいのだろう。
初めての合宿でぶち当たる不安。
「うちの子、来週から部活の合宿なんです…」
そんな風にママ友に相談されたとき、内心「あー、懐かしい!」と思いつつも、「でも最初の合宿って本当に心配よね」と共感してしまいます。
私も長男の初合宿のとき、一週間前から荷物リストを作り直したり、ネットで検索しまくったり。
結果的に「これ、絶対使わないでしょ」というアイテムまで詰め込んで、息子に「お母さん、荷物多すぎ」と言われた苦い思い出があります(笑)。
でも安心してください!この記事では、3人の子どもの合宿を経験した私が、本当に必要な持ち物からあると便利なアイテムまで、実体験を交えてご紹介します。
合宿持ち物の基本:「必須アイテム」編
まずは、基本のアイテムたち。
衣類関係
下着・靴下
- 合宿日数+2日分は必須
(合宿所にコインランドリーがあっても、他校も一緒になったりして、激込みで使えない場合もあります。) - 汗をかくスポーツ合宿なら、さらに予備を1〜2セット
練習着・ユニフォーム
- 毎日洗濯できない場合を想定して多めに
- 速乾性のある素材がおすすめ
パジャマ・部屋着
- ジャージでもOK(むしろその方が楽)
- 冷房対策で長袖も1枚
普段着
- 移動日用と、自由時間用
- シワになりにくい素材を選ぶのがコツ
雨具
- 折りたたみ傘は必須
- レインコートがあると両手が使えて便利
洗面・衛生用品
基本セット
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- シャンプー・リンス(トラベルサイズ)
- ボディソープ
- タオル(バスタオル2枚、フェイスタオル3〜4枚)
女子の場合の追加アイテム
- 生理用品(予定がなくても念のため)
- ヘアゴム・ヘアピン
- 基礎化粧品・日焼け止め
学習・部活用品
勉強道具
- 合宿中の課題やテキスト
- 筆記用具一式
- 小型の辞書(電子辞書も可)
部活専用用品
- 各部活動で指定されたもの
- 予備のシューズ
- メンテナンス用品
「あると便利!」な神アイテム10選
つづいて、無ければなくてもいいけど、あると快適なアイテムたち。
1. 小分けパック入りの洗剤
「洗濯なんて、向こうの洗剤使えばいいじゃない」と思っていたら大間違い!合宿先の洗剤が肌に合わなくて、息子が痒がって大変だったことがあります。よその学校の子もいたりすると、壮絶な取り合になるかも。
個包装の洗剤パックなら、荷物にもならずに安心です。
2. 圧縮袋
これは本当に革命的!特に帰りの荷物がパンパンになりがちな合宿では、圧縮袋があるとリュックやスーツケースに余裕が生まれます。100円ショップのものでも十分効果的ですよ。
3. ウェットティッシュ(大容量)
手が汚れたとき、汗を拭きたいとき、机を拭きたいとき…用途は無限大!特に除菌タイプは、感染症対策にもなって一石二鳥です。
4. 小さなハンガー(5〜6本)
「ハンガーくらい向こうにあるでしょ」と思ったら、数が足りなくて洗濯物が乾かない…なんてことも。折りたたみハンガーなら荷物にもなりません。
5. ジップロック(各サイズ)
濡れた水着を入れたり、薬を小分けしたり、スマホの防水対策にしたり。「なんでこんなに使うの?」というくらい重宝します。
6. 延長コード
最近の高校生はスマホ、タブレット、ゲーム機…充電するものがたくさん!コンセントの奪い合いを避けるためにも、延長コードは必須アイテムです。
7. 小さな救急セット
絆創膏、痛み止め、胃薬、整腸剤など基本的なものを小さなポーチに。「お母さんが入れてくれた薬で助かった」と言われたときの嬉しさといったら!
8. 洗濯ネット
大切なユニフォームや下着を守るため。特に女子は必須アイテムです。名前を書いておくと紛失防止にもなります。
9. 小銭入れ
自動販売機や売店での買い物用。お札だけだとお釣りで小銭が増えて困ることも。最初から小銭を準備しておくと便利です。
10. 多機能ペン
ボールペン、シャープペン、消しゴム付きの多機能ペンは荷物を減らせる優秀アイテム。勉強にも日記にも使えます。
実体験から学んだ「失敗談と成功談」
失敗経験から学ぶ合宿の備え。
失敗談:「準備しすぎて大失敗」
長女の初合宿のとき、私は完璧を目指しすぎました。
「寒いかもしれない」とセーター3枚、「雨かもしれない」とレインコート2着、「お腹壊すかも」と薬を大量に…。結果、スーツケースは重くて運べないし、現地で「お母さん、荷物多すぎて恥ずかしい」と言われる始末。
教訓:完璧を目指さず、「最低限+少しの余裕」で十分!
成功談:「手紙作戦が大当たり」
次男の合宿のとき、荷物の中にこっそり手紙を忍ばせました。「毎日お疲れさま!体調に気をつけて頑張って」という短いメッセージ。
帰宅後、「あの手紙見つけたとき、すごく嬉しかった」と言ってくれて、私も涙腺崩壊。物理的な持ち物じゃないけれど、心の支えになる「持ち物」もあるんだなと実感しました。
失敗談:「現金の持たせ方ミス」
「お小遣いは5千円あれば十分でしょ」と、5千円札1枚を渡した結果、「お釣りがないから買い物できない」と連絡が…。自動販売機も売店も、1万円札とか5千円札は使いづらいんですよね。
教訓:現金は1000円札と小銭中心で準備する!
部活別「特別持ち物」チェックポイント
部活別に忘れがちなものをpickupしておきますね。
運動部共通
- 汗拭きタオル多め:普通のタオルの倍は必要
- スポーツドリンクの粉末:熱中症対策
- 替えのインソール:足のトラブル予防
野球部・ソフトボール部
- グラブメンテナンス用品
- スパイクの替え
- アンダーシャツ多め
サッカー部
- すねあて(なくす人続出)
- ソックス多め(破れやすいため)
- スパイクの替え
バスケットボール部・バレーボール部
- 室内シューズの替え(汗でえらいことになることも)
- 膝・足首のサポーター(汗とか紛失とか)
- シューズの消臭スプレー
水泳部
- 水着複数枚(特に男子は忘れがち。何しに行くんだろう)
- ゴーグルの替え
- 防水バッグ
- ヘアキャップ(髪の長い子)
吹奏楽部
- 楽器メンテナンス用品
- 楽譜ファイル
- 譜面台(必要な場合)
忘れがちだけど重要な「書類・その他」
必要書類
- 健康保険証のコピー(最近は個人情報保護の観点もあるので、学校に確認を)
- 緊急連絡先リスト
- 薬の説明書(持病がある場合)
- 合宿のしおり・資料
お金関係
- 小遣い(学校指定の金額)
- 緊急用現金(別途少額)
- 交通費(帰りの分も忘れずに)
連絡手段
- スマホ充電器
- モバイルバッテリー
- 緊急時用のテレホンカード(念のため)
【完全版】合宿持ち物チェックリスト
印刷して使える、完全版チェックリストをご用意しました!
衣類
- [ ] 下着(日数+2日分)
- [ ] 靴下(日数+2日分)
- [ ] 練習着・ユニフォーム
- [ ] パジャマ・部屋着
- [ ] 普段着(移動用・自由時間用)
- [ ] 羽織るもの(長袖1枚)
- [ ] 雨具(傘・レインコート)
洗面・衛生用品
- [ ] 歯ブラシ・歯磨き粉
- [ ] シャンプー・リンス
- [ ] ボディソープ
- [ ] バスタオル(2枚)
- [ ] フェイスタオル(3〜4枚)
- [ ] 汗拭きタオル(運動部は多め)
学習・部活用品
- [ ] 勉強道具一式
- [ ] 部活専用用品
- [ ] 予備のシューズ
- [ ] メンテナンス用品
あると便利アイテム
- [ ] 小分け洗剤
- [ ] 圧縮袋
- [ ] ウェットティッシュ
- [ ] 小さなハンガー
- [ ] ジップロック各サイズ
- [ ] 延長コード
- [ ] 救急セット
- [ ] 洗濯ネット
- [ ] 小銭入れ
- [ ] 多機能ペン
書類・その他
- [ ] 健康保険証コピー
- [ ] 緊急連絡先リスト
- [ ] 合宿資料
- [ ] 小遣い
- [ ] スマホ充電器
- [ ] モバイルバッテリー
荷造りのコツ:「パッキング術」
1. 重いものは下、軽いものは上
スーツケースの底に靴や本などの重いものを入れ、上に衣類などの軽いものを重ねます。これで重心が安定して運びやすくなります。
2. 丸める派?畳む派?
Tシャツなどは丸めて詰める方がコンパクト。でも、シワになりやすいものは畳んで平らに入れましょう。
3. 「1日1セット」袋分け作戦
下着とTシャツを1日分ずつジップロックに入れておくと、現地での着替えが楽チン!子どもも迷わず使えます。
4. 帰りのスペースを確保
お土産や洗濯物で荷物が増えることを想定して、行きは7割程度の容量で詰めるのがコツ。
合宿前日の最終チェック
天気予報の確認
明日からの天気をチェックして、雨具の準備や衣類の調整を最終確認。
体調チェック
熱はないか、体調は大丈夫か。少しでも不安があれば学校に相談を。
忘れ物チェック
チェックリストを見ながら、家族みんなで最終確認。子ども自身にもチェックしてもらいましょう。
心の準備
「何か困ったことがあったら連絡してね」「体調第一で無理しないで」など、親の気持ちを伝えることも大切な「準備」です。
合宿中の連絡について
連絡のタイミング
毎日連絡を求めると子どもの負担になることも。「元気にしてるよ」の一言だけでも安心できるので、簡単な連絡方法を決めておきましょう。
緊急時の対応
学校からの緊急連絡先を確認し、何かあったときの対応を事前に話し合っておくことが大切です。
まとめ:「完璧じゃなくても大丈夫」
3人の子どもの合宿を経験して分かったことは、「完璧な準備なんて存在しない」ということ。
忘れ物があっても、現地で買えるものもあるし、友達に借りることもできます。大切なのは、子どもが安心して合宿に臨めるように、親としてできる範囲でサポートすること。
「お母さんが一生懸命準備してくれた」という気持ちは、きっと子どもの心の支えになります。そして何より、合宿から帰ってきたときの「ただいま!」と、ちょっと成長した子どもの顔を見るのが、一番の楽しみですよね。
今回の合宿持ち物リストが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。お子さんの合宿が素晴らしい思い出になりますように!
おまけ:「合宿あるある」
- 帰ってきた荷物の中から、使ってない服が大量発見
- 「お母さんの手料理が恋しかった」と言われてホロリ
- 写真を見せてもらったら、たくましくなった我が子にビックリ
- 洗濯物の量に「こんなに汗かいたの?!」と驚愕
こんな「あるある」も含めて、合宿は家族にとって特別な体験。準備は大変だけれど、その分得られるものも大きいはずです。
頑張って準備して、お子さんを送り出してあげてくださいね!
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